『泣かない女はいない』長嶋有

泣かない女はいない (河出文庫)

泣かない女はいない (河出文庫)

はじめて読んだ長嶋有
男性作家がわりと苦手なのは、登場人物に女は出てきたとき
共感できなかったり、内面の描き方がしっくりこなかったり、
興味がわかなったりしたときだ。
この作品は、興味がわかなかったというパターンだな。
でも、ひとつだけ発見があった。
長嶋有が、聖飢魔?好きだってことだ。
2編目の道具立てに使われていたのだ。
ちょっと前の週刊文春の、長嶋有ブルボン小林名義で
やってるマンガ評で『デトロイト・メタル・シティ』を
取り上げていた。そこで、デーモンにひとことあって
しかるべき云々というようなことが書いてあったのだ。
聖飢魔?……。同世代だからなんとなくわかるけど。